ちょっとした空き時間で姿勢を良くする「顎をひくを意識する」
最近の生活は仕事や家でパソコンを使う・スマホを使うなど、頭を垂らした状態や猫背姿勢で、生活する時間が長くなっています。
このような状態になると、頸にも大きな負担がかかりますし、猫背姿勢が習慣化してしまいます。
悪い姿勢で日常生活を送り続けると、肩こりや腰痛などの症状に悩まされることにもつながります。
そこで普段の生活の合間に簡単にできる運動をまとめてみます。
人の体の正しい位置とは
人の体の正しい位置は以下の図のようになります。
基礎運動学より
この図のポイントを参考に自分の姿勢を見ていただけるといいと思います。ばっちりこの姿勢に当てはまる人は素晴らしいですが、大抵の場合は正しい位置のポイントがゆがんでいるのではないでしょうか。
高齢の方ではまっすぐに整っている人が珍しいですが、若い方でもクビが前に出ているかたやそれに合わせて腰が後ろ、膝が前に出てる方など多いですよ。
自分の姿勢を見てみてください。まずは知ることが大切です!
日常生活の中で簡単にできる運動は
背中を壁につけて首の位置を整える。
壁があると自分の姿勢を修正しやすいです。さらに鏡があればもっといいです。
前の項目で記した正しい位置に体を整えてしっかりと顎を引く。
これをしっかりと習慣化して体に正しい姿勢を覚えさせていきましょう。顎を引くと腰が壁から離れたりすることが多々あるので、全身の体の位置を意識して実施しましょう。
気が付いたときにドローイングイン
一般的にはドローインというものですね。本来はドローイングインだそうです。この、ドローインで効果が高いといわれているのが腹横筋です。
腹横筋はおなかの深部にある筋肉で腹圧を上げて体を固定し、内臓のポジションを整えることにも役立つといわれています。腹圧を上げて体を固定することからコルセットの役割を果たす筋肉とも言われています。
これは仰向けに寝て、しっかりと息を吸いながらおなかを膨らまし、息を吐きながらおなかをへこませます。この時におなかを床に押し付けるようなイメージを持ってしてもらうといいと思います。
この方法に慣れてきたら、普段の生活の中でいくらでもできます。歩きながらでもできますし、信号待ちの間でもできます。仕事をしながらでも、本を読みながらでもできます。
少し意識するだけでいいので、日常生活に溶け込ませてする運動としてはやりやすい運動と思います。
車の運転中に顎を引いて正しい首の位置に修正する。
車の運転をよくされる方であれば、運転の合間に(信号待ちなど)顎をぐっと引いて頭を正しい位置に持ってくるという方法もあります。
車の運転もだらしない姿勢で運転している人多いと思います。
少し首の位置を意識して顎を引いてハンドルを握ると楽な姿勢を作ることもできますよ。
さらに顎を引いたときにドローインをしておなかに力を入れると整った姿勢になりやすいです。
是非試してみてください。
まとめ
以上の運動は私自身もよくやっている運動です。これだけでの効果ではないと思いますが、(他にもストレッチなど毎日必ずしているので)私は姿勢が変わりましたよ。
周りの人から言われれるので間違いないと思います。全員に効果があることを100%保障することはできませんが、普段の生活の中で簡単にできる運動なので試してみる価値は十分にあると思います。
姿勢を変えるには普段の心がけが本当に大切です。